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☆番外編あらかると☆
第2章 恋の速さはallegro non troppo
祐樹は、自分の額と美名の額を軽くぶつけ合うと、歌うような調子で目を見つめ言った。
「――ね、もうハァハァ治まったみたいだね?
……歌える?」
至近距離の、彼の瞳の薄い色素に見とれ、美名は質問の意味が良く分からないまま、ただ頷いた。
祐樹の目が一際キラキラと輝いて、澄んだ声で事も無げに言う。
「さあ、今から、俺達でショーを見せるよ?」
「――っ!?」
美名が目を丸くした時、祐樹は手を頬から離し、ドアを開けた。

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