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☆番外編あらかると☆
第2章 恋の速さはallegro non troppo
祐樹は、美名が耳まで真っ赤になるのを見て、頭から手を離し、暫く腕を組み思案した。
「はっ……はあっ……
皆……の所……に戻り……ましょう……」
「――嫌だなあ、それ」
「えっ……?」
祐樹は、ドアに手をかけたまま美名に振り向き妖しく笑った。
「せっかく二人きりになるチャンスなのに、やだよ」
「えっ……えええ!?」
美名は、更に真っ赤になり狼狽えるが、祐樹はその頬を両手で触れて囁いた。
「わあ、凄く熱いけど、どしたの?風邪?」
「なっ……なっなっ」
(貴方が、そんな事を言ったり、触ったりしてくるからでしょう!)
と、叫びたい美名だが、緊張と恥ずかしさで口をパクパクするしか出来ない。

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