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☆番外編あらかると☆
第2章 恋の速さはallegro non troppo
「えっ……間違えたんですか?」
美名は驚く。
綾波は、眼鏡の中の鋭い瞳に光を宿し、美名の腕を掴み引き寄せた。
「きゃっ……」
「祐樹に見とれてて、そんな事も分からなかったらしいな……え?」
美名は、狼狽えながら綾波の腕の中から抜け出そうと必死にもがいた。
『そうさ 君と僕との出逢いは
小さな そして 素敵な奇跡
二人の歌が
二人のKISSが
世界を変えていくよ』
ステージから、今日のライヴの最後の曲が、祐樹の歌声がオーディエンスの大歓声と共に聞こえてくる中、美名は綾波から逃れようと胸を叩いていた。
「何だ?そんな力じゃ、痛くも痒くもないぞ?」
綾波はからかうように耳元で囁く。

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