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☆番外編あらかると☆
第2章 恋の速さはallegro non troppo
今夜は、クレッシェンドとプリキーの、バレンタインのタイバンライヴなのだが、一番手のプリキーも盛り上がったが、やはり先輩バンドの、ピアノボーカル西本祐樹が率いるクレッシェンドの人気の凄さとステージのクオリティに、美名はただただ、感嘆していたのだ。
感嘆――
ミュージシャンとして、彼等の演奏技術の高さ、ステージをドラマチックに演出するパフォーマンスの幅広さ……
princes & junkyのギターボーカルとして、美名は共演するクレッシェンドのステージを見て、その凄さを余すところ無く盗み、自分の物にしようと貪欲な目で見るつもりだった。
だが、美名はどうしても、祐樹に目が釘付けになってしまい、アンコールを含む約一時間半、ほぼ彼しか見て居ない。

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