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☆番外編あらかると☆
第4章 ブライダル・ナイト―花嫁の君を抱いて
「バラの花が凄くいい香りなの……智也も入ればいいのに……」
「――っ」
何気無く口を付いて出た言葉なのだろう。だが、一気に智也の心臓がドクドク高鳴り始めた。
浴室を見ないように背を向けたまま、スラックスの布を指先で握りしめる。
真に受けてはいけない――と何度も自分に言い聞かせる。
ただでさえ結婚式の夜なのだ――智也は密かに高揚していた。ずっと好きだった女を晴れて物にできたのだから当然だが、それを表に出さぬように必死に抑えていた。

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