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☆番外編あらかると☆
第2章 恋の速さはallegro non troppo
勢いよく走り出したは良かったが、パンプスが脱げて転んでしまい、美名は涙目で擦りむけた膝を手で押さえ道端にしゃがみこむ。
祐樹は走り寄ると、美名と同じようにしゃがみ、眉を歪めた。
「言わんこっちゃない……逃げたりするからそうなるの!」
「い……いたい……」
一体自分は何をしているのだろうか。
散々祐樹に振り回されて腹を立てるも惚れた弱みで彼を怒ることも出来ず、挙げ句の果てには恥ずかしい手紙まで見られて……
本当はこんな予定ではなかったのだ。直接さらっと祐樹にチョコを渡して「お疲れさまでした」と挨拶して終わる筈だったのに。

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