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☆番外編あらかると☆
第2章 恋の速さはallegro non troppo
「やあっ……はなし……って」
息も絶え絶えの苦しそうな美名の様子に、つい祐樹は笑みを溢してしまう。
美名は真っ赤になりながらそんな祐樹を睨むが、悔しいことに彼の笑顔にときめいてしまって、益々頬が熱くなる。
祐樹は美名の背をそっと擦った。
「本当に体力ないね――さっきも思ったけど」
「……よけ……な……世話……です……っ」
「い――や、少し鍛えたほうがいいかもね。ステージの上とかベッドで持久力が必要になるし」
「……っ……ステージはともかく……っ……あ……後のは何なんですか……っ」
「あ、ごめん、忘れて?」
舌を出して笑う祐樹に美名は怒鳴って、また走り出した。
「も……もうっ……やっぱり西本さんなんて――!きらい――!」
「美名ちゃんっ」

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