この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
☆番外編あらかると☆
第2章 恋の速さはallegro non troppo
祐樹は左手で美名の手を掴み、右の手でメモを目の高さまで上げて声に出して読む。
「……西本祐樹さま……いつも……クレッシェンドでのご活躍……応援しています……今日は一緒にお仕事ができて……」
「や……やめて!」
真っ赤になった美名は首を振るが、祐樹は悪戯ぽく瞳を輝かせ、彼女をチラリと見て続けた。
「嬉しいです……私は、西本さんの優しくて甘い歌声が大好きです……これからも頑張って下さい……灰吹美名」
「……っ」
「最後のここに書いてある絵、うさちゃん?……可愛いね」
「し……知りません!」
美名は、祐樹の胸を渾身の力で押し戻し、ドアを開けて飛び出した。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


