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☆番外編あらかると☆
第2章 恋の速さはallegro non troppo
「美名ちゃん……」
祐樹はせめて、また仕事で顔を合わす時に気まずくならぬようにフォローしようと口を開くが、被せるように美名が叫ぶ。
「あ……謝るくらいなら……キスなんかしないでくださいっ!」
「え……」
「わ……私……私は」
思いきり罵倒してやりたいのに、目の前にある祐樹の子供の様に澄んだ瞳と、先程自分を狂わせた唇を見てしまうと、切ない恋情が溢れ出し、何も言えなくなってしまう。
嫌い、と言ってやるつもりだったのに、喉元までせりあがるのは『好き』という恋の言葉。

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