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Christmas adventure(改稿版)
第1章 サンタとペコリーヌが笑う夜
あぐりは珈琲を飲み干し、小悪魔的な表情で舌を出した。
「まあ、要するに、勿体ないって事よ!あんな素敵な西くんがほなみに惚れてるのにっ」
「ち、違うってば……」
「お!メンバーが着いたみたいだよ?」
浜田が窓のブラインドから下を見て叫んだ。
バンから次々とメンバーが降りてくる。
「ほら!噂をすればほなみの王子様!」
「もう――っ止してよ」
あぐりがほなみの手を引っ張り浜田に続き下へ降りる。すると入り口にベースのケースを担いだ野村が眠そうにヌボッと立っていた。
「……おはようございます、あぐりさん、ほなみさん……浜田さん」
「野村くん、車の中で寝れたかい?今日は一日が長いよ~?頑張ろうねっ」
野村は浜田に肩を掴まれ中へと入っていく。
すれ違い様に目が合うと、野村がニコリと笑う。
あぐりは不覚にもドキリとした。
「あぐり~?あぐりは、野村くん狙い~?」
ほなみに見咎められ、あぐりはブンブン首を振る。
「何をバカ言ってんのよ!私には"BEATS"の稲川様という人が!」
「旦那様じゃなくて、そっちなの?アハハ」
二人が笑い転げていると、バンドメンバーがワイワイと入って来た。

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