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Christmas adventure(改稿版)
第1章 サンタとペコリーヌが笑う夜
ほなみは真っ赤になり狼狽える。
「な……何を言うのよ……私は……智也と結婚してるし……っ西くんは……クレッシェンドの音楽が好きだから……だから好っ……て、違うし――!」
あぐりはほなみの言い訳を右から左へ受け流し、大きく口を開けて豪快に一口でロールケーキを食べてしまった。
「おおっ!いい食べっぷりだね――!」
浜田が手を叩いて喜ぶ。
「ねえ?浜田さん、この子の堅物さを何とかしてあげないと!……世の中はX'masイヴ、恋人たちのX'mas!
でも、私たち人妻はとうの昔にそんな浮かれるイベントは卒業しちゃったわよ!
でもさあ……たかがX'mas、されどX'mas!仮にも旦那なのに、こんな日に仕事で帰れない私の旦那とあんたの智也って、一体なんなのよ?
ふざけてるわ、舐めてるわよ!妻をなめくさってる!
こんな人恋しい季節に可愛い妻を一人残して仕事を取るなんて、留守の間に妻が何をしでかしても良いって思ってるのかしら?
……だから、今日ぐらいちょっと羽目を外してもバチは当たらないわよっ!」
「……仮にもって……仮じゃなくて智也は夫だし……あぐり……どうしてそういう結論になるのよ」
無茶苦茶を言うあぐりに、ほなみは苦笑した。

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