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Christmas adventure(改稿版)
第1章 サンタとペコリーヌが笑う夜
ほなみの表情が固くなるのを見て、西本は動きを止めた。
「……で……出なくちゃ」
「……」
西本はほなみの腕を掴み離さずに鋭く見つめている。
「は……離して」
「放って置きなよ……」
「で……も」
着信音はまだ鳴り続けていた。
気になり顔を逸らすと、西本の指が顎を掴み正面を向かせられた。
「ほなみ、俺を見て」
額に掛かる長めの真っ直ぐな髪も、汚れた事を一切見て居ないかの様に澄みきった瞳も、形の良い唇もその声も、今触れている指も――
何もかもが大好きだ。
私は、この人の前では只の恋する女の子になってしまう……
ほなみは観念したかの様に瞼を閉じるが、再び目を開けた時に目の前に見えたのは智也の姿だった。
「――!」
「ほなみ……お前は俺の物だ……」
智也の声が頭の奥まで響き、ほなみは絶叫した。
「い、嫌あ――!」

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