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Christmas adventure(改稿版)
第1章 サンタとペコリーヌが笑う夜
信号が赤になるギリギリで何とか道を渡り切り、走りにくいパンプスで追い掛ける。
西本の真っ直ぐな髪が揺れて上着の裾が翻るのを後ろから見つめながら息を切らして走り続けた。
ようやく距離が縮まってきた時、右足のパンプスが脱げて転んでしまった。
「――きゃっ」
その声に気付いた西本が振り向いた。
ビックリした顔をして駆け寄って来てほなみを立たせる。
「……ずっと追い掛けてたの?俺を?」
ほなみは息が上がってしまい、まともに返事が出来ず、頷くのに精一杯だった。
「ほなみ……」
とてつもなく優しく甘い声で呼ばれ、胸が激しく踊った。
思わず見上げると、彼は柔らかい笑みを浮かべている。
彼の唇が何かを言いたげに動いた時ーー
後方から黄色い叫びがして二人は振り返った。
「西くん――!居た――!」
「キャア――!」
女の子達がざっと10人以上こちらに向かって走って来ている。
西本は舌を出して
「あっちゃ~やっぱり目立つか……」
と呟き、ほなみの手をギュッと握り締めた。
耳元で「逃げるよ」と囁き、ほなみと手を繋いだまま全速力で街中を走り抜けた。

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