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Christmas adventure(改稿版)
第1章 サンタとペコリーヌが笑う夜




「西くん……」

 ほなみが咄嗟にその腕を掴んだ。
 だが、彼はほなみを見ないまま手を振りほどいて行ってしまう。

「ほなみ……放っておけ……いずれ戻るだろ」

 綾波が苦い顔で言うが、ほなみは一言

「私、連れ戻して来ます!」
 と叫び、飛び出した。

「あ、ほなみ――!西くん、なんか怒った顔して出ていったけど……」

 あぐりがCaIIingの前の信号を渡った先の大通りを指差した。
 相等な早足で歩いている。
 ほなみは(もうあんな遠くに居るのーー?)と慌てて横断歩道の信号が点滅する中、強引に横断する。
 間もなく物販が始まる時間で既にCaIIingの周辺にはファンの列が出来ていた。

「ねぇ、西くん、ライヴ前にお出掛け?」
「一人で普通に居たけど、びっくりしたね~」
「今、目の前通ったけどカッコいい~!」
「わ~!物販並ぶの止めて追い掛けようか?」

 走るほなみの耳にファン達のざわめきが一瞬入った。


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