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Christmas adventure(改稿版)
第1章 サンタとペコリーヌが笑う夜
クレッシェンドのグッズが詰め込まれた箱がいくつも運び込まれ、スタッフや浜田が忙しく動き回る。
あぐりもグッズのシャツの見本をハンガーに掛けて用意を手伝っていた。
ほなみは、フラフラとあぐりに近寄り、背中にしがみついた。
「お――っ?どしたの?」
あぐりは僅かに後ろを向きシャツを畳みながら聞いた。
ほなみは華奢なその背中に身体を凭れたまま欠伸をして、涙は眠いからなのだと誤魔化そうとした。
「あら~お疲れ?浜田さんに言って休憩室で休ませてもらったら?」
あぐりのウエーブのかかった長い髪からはシャボンの薫りがして、ほなみは何故かますます泣きたくなった。
あぐりに今の気持ちを話せば多分、『自分に正直になれ』と言われるのだろう。

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