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Christmas adventure(改稿版)
第1章 サンタとペコリーヌが笑う夜
嵐の様なキスが終わると、ほなみは必死に空気を取り込もうと口を開けた。
すると、彼の唇がまたほなみを捕まえてしまう。
今度は、短い触れるだけのキスを幾度も幾度も繰り返され、合間にせつなげな囁きが耳元に触れた。
「に……しくんっ」
「ほなみ……俺は」
彼の揺れる瞳を見ていたら、何もかも投げ出してしまいそうになる――
そう感じたほなみは、渾身の力で彼を突き飛ばし、彼に背を向けた。
「ほなみ―――!」
振り向きたくなってしまうけれど、今振り向いたら、歯止めが利かなくなってしまう。
何もかもを忘れて彼に総てを預けたくなってしまう――
ほなみは、ゆっくりと深呼吸をして、できる限りの冷たい、素っ気ない声を出した。
「もう、私に構わないで……貴方が……大嫌いなの」
彼が息を呑む気配を感じた。
ほなみが振り向かずにホールから飛び出すと、CaIIingの前では物販の準備が始まっていた。

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