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スローバラードを君に
第6章 蜜月
「いてて……っ」
胸を押さえて崩れる俺を見て、美名は顔色を変えた。
「しょう君……!だ、大丈夫?」
「……大丈夫じゃないよ……ボカスカ殴りやがって……あ痛たた」
美名は半ベソをかきながら胸を擦ってきた。
「ご、ごめんね……!どうしよう……病院行こうか?」
「――病院よりもさ」
俺は、美名の膝の裏に腕を素早く回すと、お姫様抱っこをする。
「し、しょう君!?……胸が痛いんじゃないの?」
「痛い痛い!そっちの胸じゃなくて、心が痛いよ」
俺が舌を出すと、真っ赤になった美名が腕の中で暴れた。
「もう――っ!バカア!降ろしてよ!」

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