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恋のたまご、割るのはダレ?
第5章 君は、僕の物だろ?by玉子~
「ゆうみ……
起きた?」
唇から漏れる甘い声は、その人形みたいに美しい顔にピッタリだ。
間近で見れば見るほど美形だし、可愛いし、こんなフィギュアがあったらお雛様と一緒に雛壇で飾って眺めていたいと思うほどだ。
――て、見とれてる場合じゃなくて!
朝礼の最中に自分が倒れた事を思い出したが、医務室のベッドに玉子と二人で寝転んでいる状況が理解出来ない。
そう言えば、ここで貴也をぶちのめした筈だ。
奴は何処に――?
ゆうみは視線をさ迷わせる。
玉子は、何処から出したのか、ピンクの薔薇を優雅に指で持ち、ゆうみの手に握らせてウィンクした。
(うっ……!
薔薇と金髪玉子のコラボ……
ヤバイ、超が100個付く位にヤバイ――!ひぃやああ)
顔がボンッと熱くなるが、視界の隅に、床にぞんざいに転がされている貴也の姿が入り、ゆうみはギョッとする 。
「たっ……」
身体を起こそうとするが、玉子に腕を掴まれてまたベッドに沈められた。
「――邪魔だから、眠ってもらってるよ?
だから、大丈夫」
事も無げに言うと、ゆうみの頬にキスをする。
「ひぃや――!
……て、て、何が邪魔でっ!
何が、だから大丈夫なのよ――!」

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