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恋のたまご、割るのはダレ?
第10章 ヒロインを助けるのは、ダレ?
「ひいい」
貴也は、昌美の大音量の叫び声に戦きながら耳を塞ぐ。
「まあ……うん……そんな所かなあ」
玉子は目をしばたかせ、半分呆気に取られながらも好都合とばかりに頷く。
貴也は目を剥いて抗議の意味でおっ立てた中指を玉子に向けるが、玉子は魅惑的な流し目を彼に送り、言った。
「たかぴー……なあに?ファック?……いいよ?お望みならね」
「ーー!ばーー違ーーっ」
「うぴゃあああーーマジだわ!マジほんま物のびーえるよーー!うっほうっほほほほーーっ」
しょうもない誤解が更にしょうもない誤解を生み、ギャアギャア騒いでいると、資料室に鉄平が血相を変えて走り込んできた。
「あーーっ!やっぱりまだ皆ここにいた!もー丸谷さん!探しに行くとか行っていつまでも戻って来ないから!萩原さんも!」

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