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恋のたまご、割るのはダレ?
第4章 嵐を呼ぶニューフェイス
ゆうみは、胡散臭い物を見る様な眼差しを貴也へ向ける。
先程した香りは、貴也が使っているセレブ系の香水ではないだろうか。
女たらしで女好きな貴也の考えている事は理解出来ない。
(だいだい――寝ている私にチューして、あんたに何の得があるのよ)
ゆうみがじっと貴也を見ていると、貴也が口元を歪めて笑った。
「何だよ。
ようやくお前も、この貴也様のイケメンさに気が付いたか?」
「――ボーケ……」
「何だと――このっ!」
貴也が目を剥いて、ゆうみに覆い被さって来た。
「ちょっ……貴也っ」
「畜生……
やっぱりさっきチューしてやれば良かった……」
「え、ええ?」
「ゆうみ……」
貴也がゆうみの頬を両手で挟み、顔を近づけてくる。
唇が触れようとしたその時、ゆうみの頭の中に貴也の言葉が蘇った。
『お前が好きだから――』
「え、エエエエ――
ギャアアアアアアア!」
ゆうみはカウンター攻撃を貴也に仕掛け、成功した。
……つまり、必殺股間キックをお見舞いしたのだ。

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