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恋のたまご、割るのはダレ?
第4章 嵐を呼ぶニューフェイス
「いつも君を見ていたよ……
ゆうみ……」
「へ……?」
まさに蕩けそうな甘い囁きを、ゆうみは目を瞑ったまま聞いた。
(今、目を開けてはいけない……っ!
目を合わせたら……
殺られる――!
心臓が跳び跳ねて身体を突き破ってしぬー!)
「ふふ……
ゆうみ、ドキドキしてる……?」
「ふっ……むむっ」
頬の熱が増していくのを感じながらゆうみはブンブンと頷いた。
「可愛いよ……
僕のゆうみ……」
顎に、しなやかな指が触れた瞬間、唇が柔らかい感触で塞がれる。
唇から伝わり、咥内に広がる甘酸っぱい香り。
そう、これは檸檬の香り……
ゆうみは、うっとりと玉子に身を任せていたが、不意に貴也との粉まみれのキスを思い出してしまい、身体が強ばる。
(そういえば……
十五の夜……
あの時……本当に貴也は私に好きって言ったのかな……?)
(――夢で、いいんだよ……ゆうみ……)
(ふえ?)
(あの夜の、貴也とのキスは夢……
昨夜の事も……何があったとしても夢……)
(――?
やっぱり、昨夜――)
強い疑問が沸き上がった時、唇の中に玉子の舌が割り込んで来た。

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