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恋のたまご、割るのはダレ?
第4章 嵐を呼ぶニューフェイス
「逢いたかったよ……
ゆうみ……」
玉子は、指をゆうみの唇にそっと滑らせ、ミッドナイトブルーの瞳を潤ませた。
「ああああ、あなたはっ――!つまり――!?」
唇に触れる感触は、確かに現実に思えるけれど、目の前に居る現実離れした美しい玉子の存在が信じられないゆうみは叫ぶ。
「しっ……」
玉子は、人差し指をゆうみの唇に当てて、目を瞑る。
瞬間、ここは給湯室だった筈なのに、ピンクと純白の薔薇で埋め尽くされる。
「――もごっ!?」
口の中にまで薔薇が入り込み、ゆうみが窒息しそうになりもがくと、玉子の声がまた頭に響いた。
(どうかな……?
ゆうみの好きな薔薇だよ……)
「むむむ――っ……ぶへっ……ぐぅげええ――っ!……」
ゆうみは口の中から薔薇の花弁を吐き出した。

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