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恋のたまご、割るのはダレ?
第4章 嵐を呼ぶニューフェイス
心の中で絶叫した時、玉子――いや王子――いややっぱり玉子――
まあ、どっちでもいいや――の蘭の花弁を思わせる唇が優美に動いた。
(――そうだよ。
僕はた・ま・ご。
ゆうみの、玉子だよ……)
頭の中に、涼やかな甘い声が響き、ゆうみは絶句する。
十五の夜が甦る。
あの夜、学校の屋上で降臨させようとした、王子、いや、玉子。
(自分の理想通りの姿をした男……
いや、男にしては美し過ぎる!優美過ぎる!
……いやでも、れっきとした男性。
それともこの人は、人間ではないのだろうか?
現実の男性とお付き合いするスキルも、現実を受け入れ現状を楽しむ事が出来ない憐れな私に同情した神が――
――何の神だよっ――
まあとにかく、なんかの神が~!
私に遣わした、妖精様か、天使ちゃんなのだろうかっ!?)

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