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恋のたまご、割るのはダレ?
第4章 嵐を呼ぶニューフェイス
「すっ……すいませ」
抱き留めてくれたその手の主を見上げた時ゆうみが見たのは、吸い込まれたら二度と戻れない掃除機の吸引力の如き澄んだ深い黒色の――いや、光が当たると青色が見える……
そう、美しいミッドナイトブルーの瞳。
「――えっえええ―――――!?」
ゆうみが驚愕して叫ぶと、ミッドナイトブルーの瞳の主は柔らかく微笑み、しなやかな長い指でゆうみの唇を塞ぐ。
「むっむむ――!むむむん、むむむわ、むいりむむなむ!?」
まだ、昨夜の夢の続きの中なのだろうか ?
こんな事が現実にあり得るのだろうか。
ゆうみが今見ているのは、幼い頃から胸の中で思い描いていた、ミッドナイトブルーの瞳を持つ、眩いプラチナブロンドの……
高く通った鼻筋に、彫りの深い目元に、人形の様な長い手足――
(おっ……おっおっおっ王子……
じゃなくて玉子様!
てか王子様あっ!?)

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