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恋のたまご、割るのはダレ?
第4章 嵐を呼ぶニューフェイス
ゆうみは、解決しなければならない疑問をはたと思い出し、恐る恐る二人に聞く。
「あ、あの……
昨日……私……帰りはどうやって……」
「あらあ、ゆうみちゃん覚えてないの?
まあ、相当飲んでたものねえ……
でも今日も元気そうね?
いいわあ……若いって……ふふ」
紗由理が、ゆうみの頬にしなやかな指をぴたぴたと当てて感触を楽しんでいる。
「う、うう……ど、どもっ」
ゆうみは曖昧に笑った。
「記憶が飛ぶまで飲むとかヤバくない~?
……萩原がゆうみとタクシーに乗ったのは見たけどねえ~……」
昌美は急須に湯を注ぎ、茶の色が出るのを待ってから湯呑みに注いでいき、紗由理が大きな盆を支えた。
「もう、淹れたお茶から運んじゃいましょうね~」
二人が手際よく茶の用意をする中、ゆうみは一人青ざめていた。
昌美の目撃談によると、やはり自分は貴也と帰ったらしい……が……
タクシーに乗った後、やはり……奴に連れ込まれた……のか?……いやいやいや……でも貴也自体がそんな事を一言も言わないし……
あのホテルでのあまりにも鮮明な記憶は一体どういうことなのか?
やっぱり……何らかのミラクルが起こったとしか考えられない。
それとも、自分は知らず知らずのうちに奴に特殊な呪いをかけていたのかも……
――うーんうーん……でもやっぱり、これって変だよね……
ハッキリする様なしない様な気持ち悪さを解消したいが、昌美と紗由理に相談したところで信じてもらえるだろうか?

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