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恋のたまご、割るのはダレ?
第4章 嵐を呼ぶニューフェイス
「ううう……らっれ……貴也ぎゃっ」
ジンジンする痛みに涙が溢れそうになるゆうみを見て、貴也は眉を歪めて手を離すと、素早く頬へ唇を押し付けてきた――つまりキスしたのだが、その瞬間瞼を閉じていたゆうみは全く状況を理解出来ていなかった。
貴也にキスされたとも知らず、頬を両手で覆って睨み付ける。
「滅茶苦茶痛い……」
ゆうみの恥じらいのリアクションを期待していた貴也はガクッとするが、苦笑いを浮かべ、ゆうみの鼻を摘まんだ。
「むがっ」
「今日の全体朝礼で新入社員を紹介するらしいぞ」
「べっ?」
「なんでも噂じゃあ、お前の好きな金髪碧眼野郎らしいがな」
「へええっ?」
「喜んでんじゃねーよ!」
貴也は、目を輝かすゆうみの頭を軽く拳骨で叩く。

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