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恋のたまご、割るのはダレ?
第3章 初チュー?なのに!
「おいっ……ゆうみっ!
俺の話をちゃんと……」
貴也が毛布を剥がそうと、掴んで揺すってくるが、ゆうみの瞼は急速に重くなって行く。
眠い時には、何をしたって眠い。
「ゆうみ――!」
「ん……もう……
うるしゃいなあ……
ふああ……」
毛布を抱き締めたまま、ゆうみは微睡みを楽しんだ。
(ああ……
気持ちいい……
フカフカのベッドで眠りの国へと誘われるこの時は……最高だわ……)
「ゆうみ……っ……
起きないなら……
そのまんま……襲うぞっ……いいのかっ……」
(貴也の声が……
遠くから聞こえるけど……
私の夢に出てくるなんて図々しい男……
毎日顔を合わせるんだから……
夢の中までは勘弁してよね……)
「起きろ――!
さもないと……」
(うるさいなあ……
でも……そう……
王子になら、起こされてもいいなあ……)
ゆうみは、理想の王子がベッドの脇に膝まづき、恭しい仕草でゆうみの手を取る光景を妄想し、微睡みながらにやける。

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