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恋のたまご、割るのはダレ?
第3章 初チュー?なのに!




貴也は、真っ白い顔になり、股間を両手で押さえてバタリと倒れた。

口がパクパクと動くが、痛みのあまり声も出ないのだろうか。
泡まで噴いている。



ゆうみは、ベッドから飛び降りて、収納クローゼットを見つけると慌ただしく服を身に付けていく。


指が震え、ストッキングをスムーズに履く事が出来ずに苦戦していたら、いつの間にか貴也が苦しみながら這って来て、ゆうみの足首を掴んだ。



「ぎっ!ヤアアアア」


ゆうみは、思いきりキックを貴也の顔面に決めた。


どうにかストッキングを穿いて、姿見で三秒程、自分の身なりをチェックしてからバッグを探し回る。



「バッグ……
私のバッグ、どこへやったの――?
貴也っ」


貴也は、虫の息だったが、顔だけ上げて唇を動かして何かを訴えている。


「……え……り……ねぇ……じで……」



「あ――、はいはい!
お前、あり得ねぇ、マジであり得ねぇ、かしらっ?」


ゆうみは、貴也の言わんとする事が大体分かった。

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