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恋のたまご、割るのはダレ?
第3章 初チュー?なのに!




夢の中のゆうみは、紺色に白いラインが入ったジャージ姿だった。



(中学校のジャージ……
ダサくて好きじゃ無かったんだけど……
服を汚すのが嫌だから、着て来たんだよね……)



そう……汚す様な事をわざわざやりに夜中に学校へ忍び込んだのだ。



あんばんだんてぃーら
あんばんだんてぃーら

りんばんたんしゃらりーら
りんばんたんしゃらりーら


十五歳のゆうみは、無心に呪文を唱えチョークが折れそうな位に力を込めて円陣を描き続ける。



円の中に幾何学模様にも見える文字を書き込み、ポケットから出した小さな紙を読み上げる。



あんばんだてぃーら
なんまんだてぃーら
りんばんたんしゃらりーら

光輝く美しきわたしの王子よ

わたしのもとへと
舞い降りたまへ

願いたまへ
叶えたまへ

わたしを愛でつつみたまへエエエエ
キイヤアアアア――――――――っ




絶叫しながら、ゆうみはバケツに用意していた白い粉を頭から被った。



モワモワと白い粉が舞い上がり、粉が髪を真っ白にし、睫毛や眉毛まで白くなり異様な姿になる。

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