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恋のたまご、割るのはダレ?
第3章 初チュー?なのに!
「げほっ……うぐほおおおっ……ぐえっ……」
ゆうみは噎せながら手にしたメモを小さく折り畳み、口の中へと突っ込んだ。
(うぎゃああ……やった……)
顎の上に紙がぴったり貼りついてしまい苦しむ十五歳の自分を見て、ゆうみは掌で顔を覆う。
忘れもしない十五歳の夜。
十五の夜だ。
決して尾崎豊ではない。
ゆうみは一大決心をし、かねてから準備を進めていた計画を実行に移したのだ。
それは……
『玉子 召喚計画』
……玉子、ではなく、
王子、としたつもりだったのだが……
当時オカルトやまじないに凝っていたゆうみは、
"マイ ブラックボックス"
と名付けた、秘密のノートに様々な呪術の方法や、自分の妄想を書き綴っていた。
『玉子召喚計画』
は、その中で一番力を入れて構想を練ったものだった。

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