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恋のたまご、割るのはダレ?
第10章 ヒロインを助けるのは、ダレ?
「へっ?妄想って……」
反論が喉まで出かかるが、貴也は涼しげな玉子の目元を見ているうちに、自分の記憶が急にあやふやに思えて自信がなくなってきた。
信じられない事のオンパレードだったような気がする。それに、裸のゆうみに玉子が襲いかかっていたような気がするが……いや、きっとそれは気のせいじゃない!
「玉子っ!俺の目は誤魔化せないからな!お前ーーゆうみに、いいいいイヤらしい事しただろーー!」
「ふうん?たかぴーの目?」
貴也は玉子の襟元を掴みグイと引き寄せるが、玉子の薄紅色の艶やかな唇を至近距離で見た途端にカアッっと頬を真紅に染めた。
(そういえばっ!お俺!コイツとキッス!キッスしなかったか?それも妄想?いや、妄想に決まってる!……いや待てよ……何で俺が玉子とキスする妄想なんかしなくちゃならんのだ……まさかまさか俺の潜在意識の奥底には、びっ……びーえる願望があるとかーー?うわあああ)

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