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恋のたまご、割るのはダレ?
第10章 ヒロインを助けるのは、ダレ?
「たかぴー……全部声に出てるし」
鈴が転がるような笑いと共に美しい声で囁くように額と額をくっ付けたまま玉子に言われ、貴也は目を真ん丸に開いたまま固まった。
(てか、呑気なお喋りをしてる場合じゃないんだよね)
玉子は眠るゆうみをチラリと見、内心焦れていたが、ドウルドウル低く呟いて二人を凝視する昌美をどうしたものか、と考えあぐねていた。
玉子が何かを言う前に、昌美が再び絶叫した。
「ぴっへえええええーーーー!何なの何なのこれええーー!どういう状況なのかしらーー!ゆうみを巡って萩原貴也VS玉子君の大立ちまわりーー?で、死闘を繰り広げる二人の中に割って入ったゆうみが運悪く萩原君と頭ゴチーンしてえーー!で二人とも気絶しちゃって?でっ!ついでに男達の間には憎しみを越えた愛が芽生えちゃったーーっていう所かしらーーっ!素敵……素敵だわあーーっドウルドウルドウル」

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