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恋のたまご、割るのはダレ?
第10章 ヒロインを助けるのは、ダレ?
ゆうみの顔色が真っ白な事に気付き、玉子の心に焦りが生じる。早く、早く得体の知れないコイツを追い出さないと、危ないーー
「だから無駄だと言ったろ」
「……!」
心の動きを読んだかのように発せられた言葉に、玉子は目を見張った。
「無理矢理私を追い出そうとしても、この身体に負荷がかかってこの女は死ぬーー呪いを解けないままでも死ぬけどねえ……くっくっく」
「呪いーー?何のだ!」
拳を固く握り締め、声を震わす玉子に、それは嘲笑を浴びせた。
「さあて……何だったかねえ……あんまり昔の事なんで忘れてしまったようだ」
「ふざけるな!」
激昂する玉子に、ゆうみの姿をした人ならざる者はゆっくりと立ち上がり、笑顔を作る。その表情は本当にゆうみ自身が微笑んでいるかのようで、玉子は一瞬怒りを忘れてしまいそうになった。

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