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恋のたまご、割るのはダレ?
第10章 ヒロインを助けるのは、ダレ?
玉子はまるで天使の溜め息かのような(いや、そんなもん見たことないが)小さく愛らしい呼吸をひとつすると、ゆうみの左手の薬指にそっと触れた。すると、細い光の環が現れ、それは回転しながら徐々に具体的な形となっていきーー
貴也はその不思議な光景を口を開け暫しぼおっと眺めていたが、はたと我にかえって叫ぶ。
「たっ!玉子!お前、ゆうみに指輪嵌めようとしてんのかよっ!」
「あ、バレちゃった?婚約指環……っていうんだよね、こういうの」
「こ、こんにゃくーー?じゃないっ!こんやくだってーーっ!」
「貴ぴー、だからちょっと静かに……今大事なとこだから」
「これが静かにしてられるか!なんでお前がゆうみと婚約するんだよーー!」

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