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恋のたまご、割るのはダレ?
第10章 ヒロインを助けるのは、ダレ?


「ふげえええええ――っ!一度ならずも二度までも――っ!おおおお俺の唇を奪いやがったなあっテメエ――っ」

「一度許せば二度も三度も同じでしょう?」

「同じじゃねーわっ!」

「二度あることは三度あるし、三度あることは四度あるんでしょう?だからきっと僕とたかぴーのキッスはあと十五回くらいは余裕であると思うよ……ふふ」

「ふふっ☆じゃねえーよ!あってたまるかボケ――っ」

「さて、たかぴーの相手をするのもいいけど、そろそろゆうみを助けないとね」

「はっ!そ、そうだっゆうみ――」



 貴也は玉子から突然解放されて空中から落下するが、何とか転げずに着地した。

 前につんのめって顔を床にぶつけそうになるが堪えて、両手を広げてバランスを取り、キメ顔で呟く。



「……スーパーイケメンの俺様は無様に転がる失態はありえないぜ!」




 いや、ゆうみの前では散々失態を見せているはすだが。



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