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恋のたまご、割るのはダレ?
第10章 ヒロインを助けるのは、ダレ?
玉子は紅の花弁に覆われていない両の乳房の先端にチュッと音を立てて口付けると、顕になったままの小さなショーツに手を掛ける。
貴也はギョッとして目を血走らせ「何しとんじゃワレエエエ――ッ!」と絶叫すると、無我夢中で靴を脱ぎ、有らん限りの力を込めて玉子目掛けて投げた。
「……アウチッ」
29センチの大足の貴也の革靴は見事に玉子の後頭部に命中し、玉子は眉を歪めて呻くと、落ちた靴を拾い上げてゆっくりと振り向いた。
「流石に痛いんだけど貴ぴー……ってか、よく動けたね。強力な魔法を掛けたのにさ」
「まっ?魔法だと――っ?寝惚けた事言ってんじゃねえよこのどさくさスケベ玉子――!」
貴也が玉子の胸ぐらを掴んだその時、資料室の中は突然禍々しい不吉な闇に包まれた。

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