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恋のたまご、割るのはダレ?
第10章 ヒロインを助けるのは、ダレ?
玉子は右手の人差し指と親指で円の形を作り、瞼を閉じて額にあててまた何かを唱える。すると薄桃色の花弁が無数に指の間から吹雪の如く飛び出してゆうみの身体を包む――が、何故か乳房と腰の部分だけは露出したままだった。
目の前で起こった現象と、異様な光景に貴也は息を呑む。
――な、何なんだよコイツ!最初からタダ者じゃないなって思ってたけどよ、バリアを張ったとか……俺をひと睨みして動けなくさせるとか……それっていわゆる協力な「怪電波」ってヤツなのか?……そうだよな、たま~にそういう妙な特技を持ってる奴いるよな!商品開発課の丸谷女史とか……集中してるあの人と目を合わせると身体が硬直するっていう伝説を鉄平さんから聞いたことがあるしな!……世の中にはそういう理屈で説明出来ない不思議な事があるのかもしれない……うん……だから……玉子もきっとその怪電波の使い手に違いない!
それにマジックも得意らしいな……これは宴会の時に重宝されるだろうな……て、ヤバイ、俺も新しい宴会芸を身に付けないと玉子に負ける!
十八番の「必殺イクザイルトライブ☆千手観音ダンス」だけじゃコイツに負ける――!
……て違う!!今はそんな事を言ってる場合違う!なんとか動いて玉子を止めないと……ゆうみの純潔が……しょ……しょしょ処女がっ!

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