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恋のたまご、割るのはダレ?
第10章 ヒロインを助けるのは、ダレ?
「おいっ俺の質問に答えろよ――!」
喚く貴也を無視して玉子はゆうみの側に来ると、彼女の右手をそっと取り恭しい仕草で口付けた。
「お、おまっ……どさくさに紛れて何をしてんだよ――!」
目を剥く貴也の顎を掴み、玉子は素早く唇を奪う。
「――――!!!」
声にならない叫びを上げながら貴也はカウンター攻撃を玉子に繰り出すが、玉子は華麗なターンで避けウインクする。
「妬かない、妬かない。貴ぴーには今キッスをしてあげたでしょ?」
「――!おっおまっ!何っかおかしい事を言ってるぞ!まるで俺が!お前に!構って欲しくて拗ねてるみたいに言うな――!」
貴也は真っ赤になり喚くが、玉子はゆうみの寝顔を見て瞳の中に不穏な色を浮かべた。
「貴ぴー、ちょっと静かにして……何かおかしい」
「えっ?」

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