この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋のたまご、割るのはダレ?
第9章 貴也参上――!ってばよ!
「――で?」
「でっ……てなんだよ!」
どうにかボタンを嵌めたものの全部掛け違えていて貴也はキレて玉子を睨んだ。
玉子はやれやれ、と肩を竦めると貴也へ近付き、右手をフワリ、と優雅に貴也の胸元に触れた。
「な――にすんだよっ……おおおおおお前はゆうみだけじゃなく俺の純潔まで狙ってるのか――っ!エッチスケベ変態犯罪者予備軍めえええっ」
貴也は瞼を瞑って絶叫するが、玉子はまた一歩引いた場所でニコニコしているだけだった。
「て、てめっ……からかうのもいい加減に」
貴也はふとシャツに触れて、いつの間にかボタンが綺麗に嵌め直されてネクタイまで元通りになっているのに気付き、絶句する。
「……え……い……いつの間に?」
「ふふ。ゆうみが目覚めた時に君の無様な姿を見せてやろうかと思ったけれど……貴ぴーの可愛さに免じてそれは許してあげるよ。ピシッと直してあげたからね?」
「――っ?」
貴也は訳が分からずに玉子を見詰めるが、涼やかな笑みでかわされるだけだ。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


