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恋のたまご、割るのはダレ?
第9章 貴也参上――!ってばよ!
玉子は気色ばむ貴也の表情にも眉ひとつ動かさず唇の端を上げて優雅に微笑むと、貴也の胸の突起を人指し指と親指で摘まんでキュッと圧を加えた。
「――っ」
貴也は甘く震えて呻きそうになるのを必死に堪え玉子の指に噛みつくと、一瞬怯んだ玉子を渾身の力を込めて突き飛ばし、脱がされたシャツを掴んで鋭く睨む。
「ふふ……そういう君はゆうみの全てをわかってるつもりなんだね?」
玉子は僅かに頬をひきつらせるが、屁でもないとでも言うようにクスリと笑い、噛まれて血の滲んだ指先をペロリと舐めた。
「あ……あったり前だ!一体何年コイツを見てきたと思ってんだよ!この変態王子がっ!」
貴也は大急ぎでシャツを着ようとするが、男にBLチックな行為をされたショックで――しかも自分は満更でもなく感じてしまった事が何よりも衝撃だったのだ――指が震えて上手く出来ない。

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