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恋のたまご、割るのはダレ?
第9章 貴也参上――!ってばよ!
「ふふ……ゆうみの騎士(ナイト)気取りの幼なじみ君の登場か……」
玉子の瞳が妖しく輝き、貴也の動きを完全に見切り、クスリと笑いながらフワリと拳をかわして彼の腕を掴むと、そのまま突き飛ばした。
飛び込んでいった勢いも手伝って貴也は棚まで吹っ飛び、そのまま行けば背中を強打するところだが、そこは驚異の運動神経を発揮し、脚で踏ん張り衝突を免れた。
「……っおい……お前、ゆうみに何したんだっ!」
貴也は体勢を整え鼻血を堪えながら、ドスを効かせた声を出し玉子を睨む。
今につつ――と垂れてしまう予感がバリバリなのだが、人前で鼻血ブーをするのは貴也の『色男の美学』に反する失態なので、なんとしてもブーは避けたい。
こうなったら飲み込んでやる!!と貴也は覚悟を決めた。

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