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恋のたまご、割るのはダレ?
第9章 貴也参上――!ってばよ!
だがゆうみにあの必殺呪文を口にされたら終わりだ。
ゆうみを自分の物にさえ出来れば、あの呪文は効力を失う。
そうすれば、ゆうみを思う存分に好きに愛する事が出来る。
なんなら永遠に時を止め、二人の愛の褥に閉じこもって延々と行為に耽っていてもいい。
その綺麗な顔に似つかわしくない下衆な欲と思惑を玉子は胸に宿らせて、子供のような無邪気な寝顔のゆうみにキスした。
「んん……まご……た……ご」
「ん?なあに?寝言で僕を呼ぶなんて……可愛いなあ」
ゆうみの唇が小さく動くのを、玉子は微笑んで見詰めた。
「た……ご……なん……したら……ぶ……コロス」
コロス、の部分だけが妙にはっきりと発音され、玉子の頬がひきつった。

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