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恋のたまご、割るのはダレ?
第8章 貴也参上!


「あわわ……社長に見つかる前に……なんとかしないと――ひいい」


「まあまあ、落ち着いて課長。よく言うじゃないですかっ!

ほら、なんでしたっけ――そう!

『形あるものいつか壊れる』……て」


鉄平が手のひらをポン、と叩き言うが、茂野はプルプルと首を振る。


「だから!壊れたらまずいんだって!」


「あっ――そうか……でもほら、『覆水盆に還らず』

とも言いますよね☆」


「だっかっら――!!

それもアカンのですよ――!!それはつまり、やってしまった事は取り返しがつかないっていう意味でしょおおおおおおおお」


茂野が絶叫し、紗由理と昌美が慎重に壺の復元に取り組んでいる中、貴也はいてもたっても居られず、その場から走り出した。


「萩原さん?」



鉄平に声を掛けられるが、貴也は振り向かずに疾走する。



「悪い、後で俺も手伝うから!」



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