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恋のたまご、割るのはダレ?
第8章 貴也参上!
「はっ……ぎわらきゅん!
叩くのはまずいよ……!あああ!」
茂野は相当慌てたらしく「君」呼びが「きゅん」になっている。
誰かがそれを「おいおい、かっちょーてば」と突っ込みを入れる前に、ピシンという音と共に壺に皹(ひび)が入り、あっという間に割れた。
「ウワアアアアアア」
茂野が必死の形相で割れた壺を拾い集めようとするが、見事に割れてしまった壺を復元するのは不可能ではないかと思われた。
それほど、綺麗に割れてしまったのだ。
「ひゃあ!えらいやっちゃ!!」
鉄平が頬を押さえてムンクの叫びのポーズをする。
「瞬間接着剤でなんとかならないかしら……」
「なんとかやってみましょうか~私、こういう作業割と得意なのよ……
ドウルドウルドウルドウル……」
「た……頼むよなんとか……
これがばれたら……私は今度こそ僻地へ飛ばされる!!
いや、ころされる――!!」
皆が大騒ぎする中、貴也は物凄い速さで色んな事を頭の中で考えていた。
――ゆうみ、何処にいるんだ!!

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