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恋のたまご、割るのはダレ?
第8章 貴也参上!
ウイリアム・アレキサンダー・玉子。
この無敵感漂う名前からして気に入らないが、きゃつはどういう訳かゆうみに狙いを付けていて、毎日の様に口説いているらしい。
いや、奴の場合は口も手も早いらしいから、なお危険だ。デンジャラス!
まあ、貴也も今までにゆうみには色々としているので人の事は言えないが……そこは……いわゆるひとつの
「自分の事は棚に上げる☆」ってやつだ。
(帰国子女だか女子だか王子だかウイル様だか何だか知らないが、俺はずっとゆうみの側にいたんだ。
それをいきなり現れてかっさらう様な真似をするなんて、許しがたい。
貴也様のスーパーキックをお見舞いしてやっつけるのもいいが、幼馴染みで隣同士という有利な立場に居る俺は、奴にハンデをくれてやってもいいのかも知れん。
いくら金髪で青い目でゆうみの好みのルックスだからって、貴也様に勝てるとも限らないぞ!
いや、俺はお前よりも先に今夜バシッと決めて、ゆうみをゲットしてみせるぜ――!
ふふふ、ふはははははは)
「は――っはっはっはっは……は――っはははは」
本当に声を出して高笑いする貴也を、茂野は一歩引いて顔をひきつらせて見ていた。

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