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恋のたまご、割るのはダレ?
第8章 貴也参上!
貴也は、一歩間違えると嫌味になってしまう程の爽やかな笑顔を振り撒き、黒崎から判子を貰い、自分のデスクに戻った。
「いや――頑張るのは良いことだけど、無理をしたらいけないよ?
確かに、今は会社の80周年のイベントで皆目を三角にしてやってるけど……
営業ってのは継続だからねえ、フルマラソンをしてるつもりで、程々のペースでやらないと、倒れてしまうよ?」
黒崎はいかつい髭面にはそぐわない気遣いを見せた。
貴也は小さく頷き、時計を見る。
既に五時を過ぎていて、ゆうみの仕事も終わる頃だ。
(開発課は残業は殆ど無い筈だし、今行けば一緒に帰れるな……)

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