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恋のたまご、割るのはダレ?
第8章 貴也参上!
貴也は、ビジネスバッグからクリアファイルに入った書類を取り出し黒崎のデスクに広げ掌を突いて、史上最強のどや顔を向ける。
「……契約、取って来ましたよ」
その報告に、黒崎は口角を上げてニンマリ笑い、貴也の手をガッチリと握った。
他の営業マン達も振り向き拍手する。
「おめでとうございます!」
「おめでとう萩原くん!」
「お陰さまで、なんとかオッケーを貰えました」
貴也は完璧な笑顔を皆に向けてお辞儀をする。
黒崎は嬉しそうに高らかな笑い声をあげて貴也の背中を叩いた。
「いや――流石第一営業のエースだね!
これで、今月は……目標売上げダブル達成かな?」
「いえ、五億の契約ですから、10倍達成です」
さらり、と答える貴也に皆が「おおお……」
とどよめきの声をあげた。

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