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恋のたまご、割るのはダレ?
第8章 貴也参上!
よく見れば、桜林は白目を剥いて気絶している。
貴也は、やれやれと言いたげに苦笑した。
「この人は、またなんの用があってここに来たんです?」
「☆社長がお忍び旅行のお土産を社員に買ってこられたので第一営業部の皆様にもお届けにきました~☆
……て言う事だけど……君の顔を見に来たんでしょうね……よーいこらぺっ!!」
黒崎は妙な掛け声を叫び、桜林を抱き上げてソファへ寝かせ、かっと見開いた白目を見て首を振り、そっと掌で瞼を閉じてやった。
貴也は腕を組み桜林と黒崎を見比べてくつくつ笑った。
まるで、美女と野獣みたいだ。
黒崎は、表向きは第一営業部の部長だが、実はもうひとつの顔を持っている。
ZECOM警備隊のブラックなのだ。
入社時にゆうみが資料室で起こした騒ぎで警備隊が出動し、その場に居合わせた貴也はブラックの正体を知った。

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