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恋のたまご、割るのはダレ?
第7章 いやいや、ゆうみは僕のだから。~by玉子~
玉子は優雅に微笑みながらウインクをゆうみに見せる。
ゆうみは、内心どきどきバクバクときめいていたのだが、それを悟られるのはどうしても癪だ。
理想の容姿を持つ玉子を目にするだけで条件反射で心臓が早鐘をうち、掌に汗をかいてしまうゆうみだが、そんな事が知れたら奴は益々増長してしまう。
一度でもいい顔をすれば、しょっちゅう時間を止めてゆうみを襲うに違いない。
そんな事を許していたら、何回妊娠するか分かったものではない。
ただでさえ貴也のアンチクショーがことあるごとに口説き文句の様な台詞を言ってきたり、二人きりになると隙あらば抱き付こうとするので困っていると言うのに。
何故に貴也が自分にちょっかいを出すのか、全くもって意味が分からない。
――私をからかって遊ばなくても、貴也には山程デートする相手がいるでしょうに。
あいつ、親同士が私達をくっ付けようとしているから、やたらと構って来るだけじゃないのかしら。
貴也もああ見えて小さな頃から、なんだかんだお母さんの言うことを聞く良い子だったからね……
……けっ。マザコンが。
慣れた手つきでブラウスを脱がそうとする玉子の髪を掴み、ガルルと唸りながら、ゆうみは貴也への恨み言を心の中で呟いていた。

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