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恋のたまご、割るのはダレ?
第7章 いやいや、ゆうみは僕のだから。~by玉子~
玉子はゆうみを軽々と抱き上げ、天を仰ぎ軽く息を吐く。すると、部屋の中が一転して闇に包まれてゆうみはギョッとするが、間も無く無数の星の輝きが
パノラマで広がった。
信じられない光景に暫し言葉を失い――いや、大体が、花束を突っ込まれているので喋れないのだが――
ゆうみは、玉子の腕の中で星空に見惚れた。
玉子の涼やかな声が耳を擽る。
「この美しい星たちに見守られながら、抱き合おうか……」
「――!!」
玉子の指が素早く制服のベストの前ボタンを外しに掛かっている。
(――なんて油断のならない奴なの。
花束も、この星空も、奴がわけの分からない魔法を使って出したんでしょうけど、つまり、雰囲気で酔わせておいて、
やることやろうゼって事よね……
もうっ……玉子もその辺の男と同じじゃないのさ……
花束を贈ったり、夜景を見せておけば女の子は気分を良くして何でもさせるって勘違いしてるのよね!)
ゆうみは、ムカムカと怒りながら身を捩り抵抗するが、ふと、足下の感覚に違和感を覚え、爪先を見て愕然とする。
地面が、無い。
なんと言ったら良いのだろうか。
まるで浮いているようにフワフワと身体が浮遊している。
というか、やはりこれは浮いている……のだ。
「ふんぬうう――――――――――」
ゆうみは恐怖で絶叫した。

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